レール締結部品メーカーのリーディングカンパニー

1917年の創業以来今日まで、鉄道日本の基礎であるレールを支え続けて100余年。
機関車の時代から気動車、電機機関車そして新幹線を支え続け、これからも未来に向かって進み続け、
「高速の列車を支える我らの責務」を胸に熱間鍛造技術の全てを傾注し、日本の鉄道の発展に貢献しています。

CO2発生が最小限だとされる鉄道移動、それらの足元を支える製品たちは、北は北海道、南は九州鹿児島まで、
全国津々浦々いつも乗っている電車(列車)を支えているのは、当社の主力製品たちです。

電車(列車)に乗っても、普段あまり目にすることの無い製品たちですが、木製の枕木(まくらぎ)からコンクリート枕木、
そしてコンクリート道床まですべてに対応しており、なくてはならないインフラを支える縁の下の力持ちをよろしくお願いいたします。

犬くぎ

犬くぎ製造は日本の長い鉄道の歴史と共に歩んできました。
現在でも木の枕木や合成枕木用としてレールの締結に使用され、国内外を問わず高く評価されています。

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犬くぎ(並)(JISE-1108)

現在最も多く用いられている犬くぎです。
昭和36年に一般用が制定され、昭和54年に頭部を5mm厚くした改良型が一般用とNレール用として制定されました。その後、昭和60年に頭部にすべり止めが施されました。現在使用されているものは、平成2年にJISとして定められたもので一般用とNレール用があります。

犬くぎ(丸とめくぎ)

Nレール用(ウィットねじ使用)の分岐器、伸縮継目の床板、分岐タイプレートのまくらぎ締結用として使用するものです。なお、ウィットねじは ISOねじ(メートルねじ)に昭和44年度より切り替えられたため、丸とめくぎは現行敷設してあるウィットねじ使用の分岐器、伸縮継目の補修用にのみ使用されています。

犬くぎ(角(カク)とめくぎ)

Nレール用(メートルねじ使用)の分岐器類及び伸縮継目の床板分岐タイプレートのまくらぎ締結用として使用します。角とめくぎは、次に掲げる丸とめくぎの欠点を考慮して設計されています。

レール用ねじくぎ

木や合成枕木に、より高度な締結力が得られ、緩みにくいレール用ねじくぎが幅広く使用されています。
当社では熱間ローリング方式により、高精度で強力なねじ部を持ったねじくぎを提供しています。
くぎの引き抜き抵抗を大きくするためにねじを切りました。
使用目的は犬くぎの場合と同じくレール固定とタイプレートの図面表をご覧ください。

合成枕木が普及し、従来形のレール用ねじくぎよりも、軸径の細いものや頭の小さい径のもの、ご使用個所によって形状を変えて製作される場合も多くあります。

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継目板ボルト・ナット

鉄道関連に使用される継目板用のボルト・ナットをご紹介します。
JIS E1107は昭和28年2月に制定されました。以来、JIS E1107、E1113、E1114を統合し、新JIS E1107として公示されています。帝国製鋲株式会社では、JIS E1107の付属書1(規定)ウィットねじの継目板ボルト及びナットに基づき製造しています。

当社では、普通鋼継目板ボルト・熱処理継目板ボルトを製造しております。
その中で熱処理継目板ボルトは5.6、8.8、10.9の3種類を生産。業界において最初にJISの表示許可(認定)を受け、その優秀な技術と管理体制によって業界随一の生産量を有しています。

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P.C.枕木用梯形ねじボルト

コンクリート枕木用ボルトは、あらかじめ、めねじとなる合成樹脂製の埋込栓を埋め込んだ枕木にバネを介してレールを締結します。当社は、熱間圧延ローリング方式でボルトのねじ部を作成。そのため、切削方式とは違い、鋼材のファイバー組織が切れずに維持されています。
梯形ねじは全国の、コンクリート枕木用のボルトはもちろん、土木、地下部分のコンクリート壁の吊り下げ部分等、幅広いご使用方法も考えられます。
おねじはもとより、めねじの設計その他もご相談に応じます。
従来のレール締結方法ではない、面白いご使用方法が考えられましたら、ご一報ください。

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熱間圧延ローリング方式

  • ファイバー組織が切れていないので強度に優れている。
  • 高精度で偏心がない。
  • 大量生産向き。
  • あらゆる異形/梯形ねじの特注品にも対応。
  • 特殊鋼やステンレスのねじ加工も可能。

電蝕、防蝕用樹脂コーティングボルト

当社では地下鉄・トンネル内の電蝕防止対策のため、様々なコーティングボルトを製造しています。
ポリカーボネイトやナイロン11のコーティングボルトなどの樹脂は、延性・強靱性・耐衝撃性に富み、吸湿性が少なく、電気絶縁抵抗に極めて優れています。

それらの問題に少しでもお役に立てるようにと、ナイロン系、エポキシ系などのコーティング処理を施したボルトの販売も行っております。何なりとお問い合わせください。

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電蝕、防蝕用樹脂コーティングボルトの特徴

  • 地下鉄・トンネル内の電蝕防止対策。
  • 延性・強靱性・耐衝撃性に富む。
  • 吸湿性が少なく、電気絶縁抵抗に極めて優れている。